Help!を出す力の大事さ
生徒に求めています。「困った時にHelp!が出せる人」になろう、と。
これが社会に出たら、こんなにも難しいことだとは思わなかった。
5月頭から段々、座骨神経痛が酷くなり、自転車もこげず、立てない、座れない状態になってしまった。それでも抱えている仕事は膨大で痛みにこられながらも働いた。
周りの人たちも各々で忙しそうで誰にも言えない・頼れない状況だった。
そんな中、体の悲鳴のサインを無視し続けた結果、中旬の金曜に激痛で身動きが取れなくなってしまった。病院にタクシーで駆け込み、ブロック注射。
医師と相談し、やむなく長期間の休暇を申請。
結果、申請できたのは良かった。
ただ、新しい環境かつこの忙しさで休暇をもらう罪悪感はすごかった。
教員の仕事は誰かが休めば、誰かがやらなければならない。自分が休んだ分、同じ課の誰かが請け負うことになる。
新しい環境では人間関係も出来ていないので、誰に頼っていいか分からず、ひたすらに辛かった。さらに若手は体力仕事を多く任される。火に油を注ぐ勢いで、自分の体を酷使していたんだと思う。
「社会に出た時に、あなたを助けてくれる人にあなたは頼れる?」
僕は毎回の授業で「困った時には助けて!と言える人間になろうね。」と言っていた。いざ、自分が本当に困った時、困った環境だと、それがすごく難しいことが知った。
でも、この能力は必ず必要だと思う。この力があるだけで、救える命があると思う。
自分の場合は、
まず家族に相談した後、偶然知り合った元管理職の人に連絡をとって情報を教えてもらうことができた。
考えてみて恐ろしいのが、
もし相談に乗ってくれる家族や知り合いがいなかったら…
あのまま激痛に耐えながら業務をしていたのかな。
この経験で人に頼る力はその人自身を救うスキルだと実感した。
復帰後に語ろうと思う。