最高のTeacherになるまでの物語

高校生物 /『学び合い』/ 個別最適化 / 学習者主体 / 部活運営 / 教員2年目

モヤモヤ

【最近のモヤモヤを言語化

 

念願叶って、高校教員になることができた(つまり、夢が叶った)。

 

しかし、自分の満足のいく成果は挙げられない。

 

夢が叶ったのに、それに見合う能力が身についていないので、思うような成績があげられない。これプロ選手に似てる。

 

例えば、プロ野球選手の多くも、念願叶えてドラフトで選抜されて、プロ野球界に入る。入ったはいいが、1年目から活躍できる選手はほんの一握り。

 

それは業界に求められる実力がルーキーのほとんどが身についていないから。教員も同じ、ルーキーは実力もないのに、中堅・ベテランと同じフィールドで戦わなくてはいけない。勿論、結果も求められる。

 

この仕事がやりたくて試験を受けたのに、思うように業務をこなせない。このもどかしさと虚無感が今のモヤモヤの最たるものだと思う。

 

現状を打開するには、どうしたらいいのか。考えるに、

 

「早急にシステムの構築を確立すべき。」なんだと思う。

 

教員は授業・部活以外に雑務が多すぎる。

 

この二つがやりたくて、この職を選んだが、現実は校務分掌や各種手続き、会議、資料作成等等とやりたくない仕事、必要性の不明な仕事が溢れている。

 

この現実と向き合ってからが大事なんだと思う。

 

そして、「人と上手く関係を築いていく力」1番身につけなければならないこと

私は、年上の方に苦手意識があり、中々、関係を築くことは難しい。一つ越えなければならない壁なんだと思う。

 

まずは「見通し」を少しでも持てるように、今、把握できるものをシステム化できるように努力していく。

 

そして、自分がこの土俵に立ってどんな教師を目指していくのかを改めて言語化しないといけない。モヤモヤしたままでは、生産性も上がらないので。

 

今日はここまで。

 

 

Help!を出す力の大事さ

生徒に求めています。「困った時にHelp!が出せる人」になろう、と。

 

これが社会に出たら、こんなにも難しいことだとは思わなかった。

 

5月頭から段々、座骨神経痛が酷くなり、自転車もこげず、立てない、座れない状態になってしまった。それでも抱えている仕事は膨大で痛みにこられながらも働いた。

周りの人たちも各々で忙しそうで誰にも言えない・頼れない状況だった

 

そんな中、体の悲鳴のサインを無視し続けた結果、中旬の金曜に激痛で身動きが取れなくなってしまった。病院にタクシーで駆け込み、ブロック注射。

医師と相談し、やむなく長期間の休暇を申請。

 

結果、申請できたのは良かった。

ただ、新しい環境かつこの忙しさで休暇をもらう罪悪感はすごかった。

 

教員の仕事は誰かが休めば、誰かがやらなければならない。自分が休んだ分、同じ課の誰かが請け負うことになる。

新しい環境では人間関係も出来ていないので、誰に頼っていいか分からず、ひたすらに辛かった。さらに若手は体力仕事を多く任される。火に油を注ぐ勢いで、自分の体を酷使していたんだと思う。

 

「社会に出た時に、あなたを助けてくれる人にあなたは頼れる?」

 

僕は毎回の授業で「困った時には助けて!と言える人間になろうね。」と言っていた。いざ、自分が本当に困った時、困った環境だと、それがすごく難しいことが知った。

でも、この能力は必ず必要だと思う。この力があるだけで、救える命があると思う。

 

自分の場合は、

まず家族に相談した後、偶然知り合った元管理職の人に連絡をとって情報を教えてもらうことができた。

 

考えてみて恐ろしいのが、

 

 

もし相談に乗ってくれる家族や知り合いがいなかったら…

 

 

あのまま激痛に耐えながら業務をしていたのかな。

 

この経験で人に頼る力はその人自身を救うスキルだと実感した。

 

復帰後に語ろうと思う。

自習時間に起きた出来事

昨日の自習時間での出来事です。

 

ある生徒が

「先生!携帯使っても良いですか??」と言ってきた

(うちは携帯禁止)

 

自分「何で?」

生徒「Youtubeで免疫の動画を見たいんです。説明がすごく分かりやすいから、、。」

 

僕、その時感動しました。その生徒は普段、授業では寝てしまうし、成績もあまり良くない子でした。

そんな子から、そんな前向きなことを、、!と。

 

それなら良いよ!と承認し

「疑問があったら聞いてね」と対応しました。

 

そして数分後に、

「先生、この抗体が病原菌に…」と何とも詳しく質問をしてくれました。

 

すごく良いな、と思います。各々に最適な学び方って必ずあるし、

この子は「Youtubeを見たら分かる」という事実も知れたと思います。

 

実はこの子がやる気になったのも、からくりがあります。

授業で「体液性免疫をまとめる」という課題を出しており、その課題が未提出であることを伝えました。成績に関わる重要な提出物であるとも伝えたので、やる気になったのでしょう。

 

きっかけは主体的ではなくとも、質問の質はかなり良かったです。

何かを掴むきっかけになればな。

 

 

月曜日の自習時間

今日から各クラスで自習になります。

 

 

この時間でどのくらいの生徒が勉強するのか俯瞰していました。

 

各クラスで必ずいるのは、コソコソと携帯をいじる生徒。

この子たちがどうしても目についてしまう。

 

「どう指導すればいいのだろう?」

 

「携帯ダメね」と言うだけでは、いけないのは分かりました。

 

うーん。この自習時間って教師が完全にクラスに時間をあげるものです。

 

なんか今までの積み重ねが見えているようで、悲しい(大半の子たちが遊んでいるため)

 

・この時間が自然に学びに向かうような学級づくりがしたい(目標)

 

この1週間は、現実と向き合おうかな。

 

 

 

実は良いこともあって、

 

「先生!携帯見ても良いですか?」とある生徒が

 

「なんで?何見るの?」と聞くと、

 

「免疫のYouTubeです!」と。

 

その生徒は中間で赤点ラインでした。本気になろうと頑張っている証拠でした。もちろん、OKしました。

 

すごく良い傾向です。こういう自分から学ぼうとする子が増えたら良いな。

 

以上。

試験範囲まで終了

試験範囲までの授業が終了。

 

理想は自習の時間に『学び合い』が自然発生的に起きること。

(こちらが指示せずに始まるイメージ)

 

おそらく、難しいでしょう(笑)

 

というのも、〝毎回の課題をこちらが提示しているから〟だと思います。

こちらの設定次第。

 

そこまで考えられて授業計画を練らないとです。

 

 

大きい目標:「一人一人全員が学習者になる」

 

 

それに向けた小さい目標:

①「各々の学習進度は異なるけど、確実に学習に向かえる授業作り」

②「適正な課題作りと納得できる評価設定」

 

やり方次第で変わります。実感してます。

 

さあ、なんだかワクワクしてきたな。

今後の僕のやりたい実践がボヤボヤと見えてきている、、!

 

 

 

免疫の単元が完全終了。 

心配だったクラスも発表を終えました。

 

やってみた印象は「いい顔する」

 

なんだろう。やっぱり、今までそういう機会がなかっただけできかっかけとなる機会があったら、多分うまくやるんだろうなと思いました。

 

挑戦的な試みだったけど、〝効果〟はありますね。

 

これで、全クラスが免疫を終了。

 

 

生態系の単元に移ります。

 

ここが山場だな。

 

全く納得出来る内容じゃない。

 

これまでの2回分も正直に申し訳ない。

 

クオリティを上げたい。今は彼らの優しさで成り立っている。

(すごくありがたいけど、これじゃダメです)

 

なんとかするぞー。あと2ヶ月だ。

挑戦 ワールドカフェ方式で発表

「免疫」の単元終わりに、

 

扱っている教科書では、人類が感染症と向き合う中で各年代ごとに研究業績を果たした7人の偉人を紹介しています(見開き1ページで)。

 

そこでこのページで何か面白い学習方法がないか考えていました。

 

思いついたのが「ワールドカフェ」。

 

4人ずつに分かれてて、各班で7人の偉人を調べてもらい、プレゼン用にA4シートを一枚作成してもらいました。

 

各班、発表者を決めて、発表者は残って発表をし、他のメンバーは偉人についての発表を各班に聞きに行って情報を受け取る。

最後に発表者へ、その情報を伝えるという方法をやりました。

 

思いの外、真剣に取り組んでおり、いい発表だったと思います。

初めは嫌がっていましたが、「こういった経験も何かに繋がってくれれば、、!」と思います。

 

明日は、一番気にしている班の発表です。どうなるでしょうか。

 

ではでは。